おっさんトモの、コーヒー生活

日々の生活をちょっとだけ豊かにするコーヒーのある時間。おっさんトモがハマっているコーヒーについての話をしていきます。

コーヒーグッズ紹介(マキネッタ/モカ)

とても久しぶりな更新です。

どうも、おっさんトモです。

 

別に、コーヒーネタが乏しかったというわけではないのですが、どうも忙しいと、コーヒーなどという趣向品は隅に追いやられるのですな。

忙しい時にこそ、心にゆとりを取り戻し、また、心に火をともさなければならないのですがね。そう、昔のファイアのCMのように。

 

さて、今日はですね、ずっと紹介しようと思って放置していたマキネッタのご紹介です。

イタリアやフランスの方々は、コーヒーというともっともよく飲まれるのがエスプレッソです。エスプレッソというと、テカテカになるまで深煎りにしたコーヒー豆を極細に挽き、高圧で抽出したものですね。ちょっとしたバルやパブのようなところでは何十万もする業務用のエスプレッソマシーンが置いてあることも多く、濃厚でおいしいエスプレッソを味わうことができます。また、シアトルスタイルの、いわゆるスターバックスコーヒーなどではキャラメルマキアートなどの女性でも飲みやすいエスプレッソを飲むことができますね。

 

余談ですが、カフェラテとカフェオレは、前者がイタリア語、後者がフランス語です。どちらもコーヒーに牛乳を入れたものですが、一般的にはカフェラテというと、エスプレッソにコーヒーを入れたもの、カフェオレというと、コーヒーに牛乳を入れたもののことを言います。

 

イタリアではどれだけエスプレッソが親しまれているかというと、カフェといえばエスプレッソの事を指すくらいです。では、イタリアの家庭に、数十万もする本格的なエスプレッソマシーンがあるかというと、そんなことはありません。

 

僕も、一度は業務用のエスプレッソマシーンに憧れたものですが、そもそもエスプレッソというよりはコーヒー全般を嗜みたいので、そこまで使用頻度の高くないものに貴重なお小遣いを投じてはいられません。

 

では、イタリアの家庭ではどうしているかというと、このような器具を使用しています。

 

f:id:tomoguitar:20160125003849j:plain

この真ん中にあるアルミのピカピカした器具が、マキネッタ、またはモカエクスプレスなどと呼ばれるエスプレッソメーカーです。一般的には、直火式のエスプレッソメーカーと言われます。

 

使い方は、簡単にいうと、中に水とコーヒーをセットして、火にかけます。

詳細は、また別の機会にでもご紹介します。少しですが、ちゃんとクレマも出てくれています。

 

こうして、我が家でもエスプレッソを楽しむことができるようになったわけです。

これと同じくして手に入れたのが、ミルクフローサーというこれです。

 

f:id:tomoguitar:20160125004324j:plain

 

ミルク専用の泡だて器ですね。これは、メーカー各社出していて、僕はKalitaのものを選びました。なんといっても、この艶消しの黒とシンプルなスタンドがとてもスタイリッシュですね。

 

何度か、このミルクフローサーでカフェラテを作り、もちろんこの流れはラテアートだろ!という事で、練習しまくっていますが、なかなかうまくいきません。

いずれ、うまくいったものをご紹介したいですね。

 

カフェラテは非常においしいですよ。ミルクの自然な甘さがコーヒーの苦みを包み込み、何とも言えない濃厚で優しい味わいです。

普通のコーヒーではなく、少しリッチ感を味わいたいときに、マキネッタが大活躍してくれています。

みなさまも、ちょっとした休日の贅沢な時間を過ごされてはいかがでしょうか。

コーヒーグッズ紹介(サイフォン編)

どうも、最近面倒でドリップばかりのおっさんトモです。

サイフォンとは、コーヒーを淹れる器具の一つで、抽出の仕方は煮出すようなイメージです。
台に固定されたフラスコに、漏斗がささっています。その漏斗にフィルターがセットされていて、挽いたコーヒー豆を入れておきます。
下のフラスコにお湯を入れて、それをアルコールランプで熱します。コーヒーを入れた上の容器にお湯が上がってきて、上で混ざり、火を外すとコーヒーが下のフラスコに落ちてきます。
少し時間がかかるのですが、この時間もコーヒーを飲むために必要な時間です。

サイフォンの詳しい使い方は別の機会に説明しますが、このクラシカルな雰囲気も、ファンが多い要因ですよね。
純喫茶などでは、まだまだサイフォンで淹れている場所もたくさんあります。

サイフォン編と書きましたが、僕の持っているサイフォンは一つしかありません。

ハリオのテクニカの5人用です。
f:id:tomoguitar:20150111182907j:plain

これの良いところは、一度に5人分までコーヒーが入れられる事。
だいたい、2〜3人用というのが一般的なサイフォンのサイズですが、それだと足りない…。少し時間もかかるので、一度にたくさん淹れられるこれを購入しました。

そして、もう一つ良いことが。
替えの部品がその辺のホームセンターでも売ってます。
サイフォンは、フィルターやアルコールランプの芯など、消耗品があるので、そういうものが手に入りやすい物がいいですね。

僕がコーヒーにハマるきっかけになったのが、祖母からもらったサイフォンでした。とても柔らかい味のコーヒーが入れられます。当時のサイフォンは、もうだいぶ年季が入っていて、数年前にこちらのサイフォンに買い換えました。

抽出に時間がかかるのと、フィルターの保存や器具の手入れが面倒なので、最近はあまり使わなくなってしまいましたが、時間があるときはサイフォンで淹れることもあります。
味は少しぼやけてしまう気もしますが、香りがとても良くでます。

このような器具で、優雅な気分を味わうのも、またコーヒーの良さだと思います。

よくギフトとかでもらうあれってどうなんだ?

あけましておめでとうございます。
おっさんトモです。

年末年始に、お歳暮やお年賀で目にすることの多いギフト商品。
数あるギフト商品には、コーヒーに関する商品も少なくありません。
それこそインスタントコーヒーの詰め合わせから、豆までたくさんありますね。
豆から挽くコーヒーとインスタントコーヒーは、お店のこだわりラーメンとインスタントラーメンくらい違うと思っていますのでまた別の機会にお話しします。また、豆についても、焙煎後は日に日に味が落ちていくのは再三お話しさせていただいている通りです。

今日は、簡単にドリップできる、一杯ずつ小分けになったフィルター付きの豆を挽いたものについての話です。
ちょっと手元に画像がなくてすみません。あれを文章で説明するのは非常に難しいですね(笑)

外袋は一杯ずつ小分けになっています。その中に、少し硬い紙と柔らかいフィルターで出来た袋状の入れ物があり、コーヒー豆が挽いた状態で入っています。
フィルター部を破るか剥がすかして広げると、ちょうどカップに引っ掛けられるようになります。そこでお湯を入れるわけです。

このタイプのコーヒーは、おそらくその手軽さ故に、ギフト用として非常に多く出回っています。

味は、まぁ、それなりです。決してすごく美味しい!とはならない味です。
それでもインスタントに比べればマシかもしれません。さっきのラーメンの例えだと、冷凍ラーメンといったところでしょうか。
僕としては非常に中途半端な感じがしてしまいますが…売れるんでしょうね。

さて、このフィルター付きのコーヒー豆(なんと呼ぶんでしょう)が微妙な理由はたくさんあります。

まずは、そもそも豆が新鮮じゃない。

コーヒー豆というのは、焙煎してから2〜3週間で、挽いてから数日で、淹れてから30分程度で味が落ちて来るのはどこかで書いたかもしれません。ここでいう味が落ちるとは、豆が空気に触れ酸化することで、豆本来の風味、香り、味などが劣化していくことです。
豆を挽いた状態で、しかも小分けにして詰めるなんてメーカーさんもたいした度胸です(笑)ブレンドに寄ると言われればそれまでですが、香りは挽きたての豆に遠く及びません。
そして、これを解決?と各社がうたっているのが、小分けで窒素封入とか、アルミ素材のパウチを使用しているとかです。そして、残念なことにこれがあまり効果的でない上にまた良くないのです。
そもそもコーヒー豆は、焙煎したての新鮮な状態では炭酸ガスを非常に多く出します。そのような状態で機密性の高い袋に詰めたら、すぐにパンパンになってしまいます。つまり、空気が抜ける穴を開けて袋の機密性を落とすか、焙煎してからしばらく時間をおいてガスが落ち着くのを待つしかありません。小分けで密封するにはこのようなデメリットがありますが、

なにより、コーヒーに紙の香りが染みついている

という事が非常に残念です。一番初めにこの手のコーヒーを飲んだ時に一番に感じたのが、なんて紙くさい、または接着剤臭いコーヒーなんだという事です。それはそうです。少量のコーヒー豆を紙と接着剤と共に機密性の高い袋に封入してあるんですから。おそらく、これが解決されるにはしばらくかかるのではないでしょうか。
窒素封入では酸化を遅らせることはできますが、香りが移るのを防ぐことはできませんよね。

他にも、あまり美味しくない要因は多々あります。フィルターの目が粗すぎる、淹れる際のお湯の量が適当でない、淹れる際に豆がコーヒー液に浸かる、フィルター内の液を落としきってしまう、などなど…。

あのギフトをもらった人は思うわけです。

ふむふむ、これで手軽に家で挽きたての本格的なドリップコーヒーが淹れられるのか。なんて便利なものを頂いたんだと。
それは残念ながら少し違います。裏を見れば時間も湯量もきっちり書いてあります。
時間はともかく、あれを淹れるのにきっちり湯量を測る人がいるんでしょうか。そしてたとえその通りに淹れたとしても、挽きたての豆で淹れたドリップコーヒーには遠く及びません。削減できた手間といえば、豆を挽く手間と、片付けの手間位なものです。

ただ、冷凍ラーメンのように、必要とされる場面もあるかもしれません。僕も冷凍ラーメン食べることありますし。
そしたらやはり、もらって嬉しい物ってことになるんでしょうかね…
まぁ、趣向品ですから…

送ってくださる方の気持ちを考えると、メーカーさんにはもっと頑張ってもらいたいものです。