おっさんトモの、コーヒー生活

日々の生活をちょっとだけ豊かにするコーヒーのある時間。おっさんトモがハマっているコーヒーについての話をしていきます。

コーヒー豆について

昨今のサードウェーブコーヒーブームで、質の良いコーヒー豆が至る所で手に入るようになりました。

サードウェーブコーヒー

まず、現在言われてるサードウェーブまでの流れを僕の主観のもと、簡単にご説明します。
ファーストウェーブは、それまで貴重だったコーヒーの栽培が盛んに行われるようになり、コーヒーが簡単に飲めるようになった時代です。僕の父なんかの世代でしょうか。インスタントコーヒーも、缶コーヒーも手軽に飲めるようになりました。
次の波、セカンドウェーブというのは、主にシアトル系のコーヒーブームで、スターバックスを始めとしたメーカーが次々に世界中でヒットしました。コーヒーをカジュアルに楽しむというのは、それまで無かった文化です。
さて、そしてサードウェーブとなるわけです。サードウェーブコーヒーは、豆にこだわり、淹れ方にこだわり、一杯一杯丁寧に淹れたコーヒーを、ゆったり大切に味わうという文化です。日本にもそういったお店が昔からあるわけですが、サードウェーブの波によって純喫茶が改めて注目されていますね。ただ、日本の純喫茶のうち、きちんとしたコーヒーを提供されているのはごく一部だと思います。僕も、高校時代は純喫茶と言われる喫茶店でアルバイトをしていましたが、コーヒーに対するこだわりは其れ程でもなく、大手の業者が卸してくれるコーヒーと、冷凍のケーキで、ご老人の憩いの場を提供しているといった感じでした。

今や、コンビニでもそれなりに美味しいコーヒーが、簡単に、しかも100円で買える時代です。
これは、フォースウェーブコーヒーというのかはわかりませんが、セブンイレブンさんはなかなかのこだわりようだと思います。ブラジルでのコーヒー豆の不作や為替の影響で、いい豆がどんどん手に入りにくくなっているようなので、今のクオリティが維持されるかわかりませんが…。早速豆を変えたようですし…。

さて、セブンイレブンさんの企業努力は継続して頂くとして、我々が普段コーヒー豆と言っているのには大きく分けて2つの種類があります。

それが、アラビカ種とロブスタ種です。

アラビカ種、ロブスタ種

アラビカ種は、主に高地で栽培され、高品質だが高温多湿、霜、乾燥などに弱く、また病虫害にも弱いとされています。ブランドもののコーヒー豆や、家庭用に豆で買えるものはほとんどがアラビカ種です。ロブスタ種に比べれば、比較的高価と言えるでしょう。
ロブスタ種は、主に低地で栽培され、高温多湿にも適応し、病虫害に強い品種です。成長が早く、収穫量が多いです。味は苦味や雑味が強く、酸味がほとんどないのが特徴です。インスタントコーヒーや、缶コーヒーによく使われます。逆に、ロブスタ種を豆の状態で手に入れるのは難しいかもしれません。
昨今少し知名度が上がったベトナムコーヒーはロブスタ種のコーヒーをフランス式の器具で抽出し、苦味や渋みを抑えるため練乳をたっぷり入れて飲むのが特徴です。ロブスタ種については、品種などもあるようですが、僕はほとんどわかりません。それでも、今まで一番多く飲んでいるのはロブスタ種のコーヒーかもしれません。

産地などについて

コーヒーは、赤道直下付近の熱帯地域、特にサバナ気候や熱帯モンスーン気候などで栽培が盛んです。
コロンビアや、ブラジル、インドネシアなど、有名な産地は赤道に近いのですね。

さて、大きく分けると、ブラジル、コロンビア、グアテマラなどの中南米インドネシアなどの東南アジアタンザニア、エチオピア、ドミニカ共和国などのアフリカに分けることができます。
それぞれの国、品種、農園、焙煎方法によっても味は大きく異なります。

以下はあくまで、ざっくりとした僕の主観ですが、中南米系は日本人が好きなごく普通のコーヒーの味が多いです。これぞコーヒーの味、といった印象のコーヒーが多いです。どちらかというと、苦味と酸味のバランスが良い印象ですね。ブラジルの豆だったり、ジャマイカのブルーマウンテンだったり、日本人が好きなコーヒーです。
アフリカ系の豆は、これはもう独特な香味を持っています。香りが、全体的な豆の味を左右している気がします。僕が好きなドミニカ共和国のラミレス農園の豆などは、香りからくる複雑味がなんとも絶妙だと思います。フルーティとか、ベリー系の香りとかを感じられるようなコーヒーが多いです。
東南アジア系は、香りも、味も、豆のキャラクターが非常に強くある印象です。苦味に特徴があるもの、酸味に特徴があるもの、様々ですが、どれもしっかりとしたキャラクターを持っています。そういえば、コピ・ルアクという激高コーヒーも、インドネシア産です。


さて、普段何気なく飲んでいるコーヒーも、豆の品種や産地を少し気にしてみるだけで、とても楽しい要素が詰まっています。
喫茶店に入って、ブラジルとかコロンビアとかの銘柄を目にすることはあると思いますが、値段だけで美味い不味いは語れません。ブルーマウンテンだから高くて美味しいとか、ブレンドは安いからそれなりだというのではなく、これはこういう香り、苦味、酸味がくるだろうと予想して飲むのが楽しいです。
ブレンドについては、奥が深いので、また別の機会にご紹介したいと思います。

上記の説明は、分かりにくいところも多く表現も拙く申し訳ありません。少しでも皆様がコーヒーを楽しめるお手伝いになればと思います。ぜひとも、楽しいコーヒーライフをお過ごしください。