おっさんトモの、コーヒー生活

日々の生活をちょっとだけ豊かにするコーヒーのある時間。おっさんトモがハマっているコーヒーについての話をしていきます。

よくギフトとかでもらうあれってどうなんだ?

あけましておめでとうございます。
おっさんトモです。

年末年始に、お歳暮やお年賀で目にすることの多いギフト商品。
数あるギフト商品には、コーヒーに関する商品も少なくありません。
それこそインスタントコーヒーの詰め合わせから、豆までたくさんありますね。
豆から挽くコーヒーとインスタントコーヒーは、お店のこだわりラーメンとインスタントラーメンくらい違うと思っていますのでまた別の機会にお話しします。また、豆についても、焙煎後は日に日に味が落ちていくのは再三お話しさせていただいている通りです。

今日は、簡単にドリップできる、一杯ずつ小分けになったフィルター付きの豆を挽いたものについての話です。
ちょっと手元に画像がなくてすみません。あれを文章で説明するのは非常に難しいですね(笑)

外袋は一杯ずつ小分けになっています。その中に、少し硬い紙と柔らかいフィルターで出来た袋状の入れ物があり、コーヒー豆が挽いた状態で入っています。
フィルター部を破るか剥がすかして広げると、ちょうどカップに引っ掛けられるようになります。そこでお湯を入れるわけです。

このタイプのコーヒーは、おそらくその手軽さ故に、ギフト用として非常に多く出回っています。

味は、まぁ、それなりです。決してすごく美味しい!とはならない味です。
それでもインスタントに比べればマシかもしれません。さっきのラーメンの例えだと、冷凍ラーメンといったところでしょうか。
僕としては非常に中途半端な感じがしてしまいますが…売れるんでしょうね。

さて、このフィルター付きのコーヒー豆(なんと呼ぶんでしょう)が微妙な理由はたくさんあります。

まずは、そもそも豆が新鮮じゃない。

コーヒー豆というのは、焙煎してから2〜3週間で、挽いてから数日で、淹れてから30分程度で味が落ちて来るのはどこかで書いたかもしれません。ここでいう味が落ちるとは、豆が空気に触れ酸化することで、豆本来の風味、香り、味などが劣化していくことです。
豆を挽いた状態で、しかも小分けにして詰めるなんてメーカーさんもたいした度胸です(笑)ブレンドに寄ると言われればそれまでですが、香りは挽きたての豆に遠く及びません。
そして、これを解決?と各社がうたっているのが、小分けで窒素封入とか、アルミ素材のパウチを使用しているとかです。そして、残念なことにこれがあまり効果的でない上にまた良くないのです。
そもそもコーヒー豆は、焙煎したての新鮮な状態では炭酸ガスを非常に多く出します。そのような状態で機密性の高い袋に詰めたら、すぐにパンパンになってしまいます。つまり、空気が抜ける穴を開けて袋の機密性を落とすか、焙煎してからしばらく時間をおいてガスが落ち着くのを待つしかありません。小分けで密封するにはこのようなデメリットがありますが、

なにより、コーヒーに紙の香りが染みついている

という事が非常に残念です。一番初めにこの手のコーヒーを飲んだ時に一番に感じたのが、なんて紙くさい、または接着剤臭いコーヒーなんだという事です。それはそうです。少量のコーヒー豆を紙と接着剤と共に機密性の高い袋に封入してあるんですから。おそらく、これが解決されるにはしばらくかかるのではないでしょうか。
窒素封入では酸化を遅らせることはできますが、香りが移るのを防ぐことはできませんよね。

他にも、あまり美味しくない要因は多々あります。フィルターの目が粗すぎる、淹れる際のお湯の量が適当でない、淹れる際に豆がコーヒー液に浸かる、フィルター内の液を落としきってしまう、などなど…。

あのギフトをもらった人は思うわけです。

ふむふむ、これで手軽に家で挽きたての本格的なドリップコーヒーが淹れられるのか。なんて便利なものを頂いたんだと。
それは残念ながら少し違います。裏を見れば時間も湯量もきっちり書いてあります。
時間はともかく、あれを淹れるのにきっちり湯量を測る人がいるんでしょうか。そしてたとえその通りに淹れたとしても、挽きたての豆で淹れたドリップコーヒーには遠く及びません。削減できた手間といえば、豆を挽く手間と、片付けの手間位なものです。

ただ、冷凍ラーメンのように、必要とされる場面もあるかもしれません。僕も冷凍ラーメン食べることありますし。
そしたらやはり、もらって嬉しい物ってことになるんでしょうかね…
まぁ、趣向品ですから…

送ってくださる方の気持ちを考えると、メーカーさんにはもっと頑張ってもらいたいものです。

ドリッパーを新調!

どうも、冬休みに入ってバタバタしているおっさんトモです。

昨日、新しくドリッパーを購入しました。
僕が愛用しているのは、ハリオの円錐型ドリッパーV60です。

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左がこれまで使用していたプラスチックのもの。右は今回買った磁器製のものです。
なんと、有田焼です(笑)
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プラスチックと磁器製は何が違うか。


ということなんですが、プラスチックに比べ、磁器製は重いです(笑)
それ以外に、磁器製は温めて使うと、蒸らしの時にお湯が冷めにくくて良いって言いますね。
しかも、今まで使ってたプラスチックのものは小さなひび割れが多数できてたので、新調されて嬉しいです。多分、磁器製の方が長持ちするでしょう。長く愛用していきたいと思います。

さて、早速一杯。

いつものように豆を挽いて…

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豆をセット。

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白がなんか不思議な感じです。
ここで肝心のドリッパーを温めるという工程を飛ばすという痛恨のミス(笑)

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当たり前ですが、問題なく使用できました。

でも、やはり少し重いですね(笑)

コーヒー豆について

昨今のサードウェーブコーヒーブームで、質の良いコーヒー豆が至る所で手に入るようになりました。

サードウェーブコーヒー

まず、現在言われてるサードウェーブまでの流れを僕の主観のもと、簡単にご説明します。
ファーストウェーブは、それまで貴重だったコーヒーの栽培が盛んに行われるようになり、コーヒーが簡単に飲めるようになった時代です。僕の父なんかの世代でしょうか。インスタントコーヒーも、缶コーヒーも手軽に飲めるようになりました。
次の波、セカンドウェーブというのは、主にシアトル系のコーヒーブームで、スターバックスを始めとしたメーカーが次々に世界中でヒットしました。コーヒーをカジュアルに楽しむというのは、それまで無かった文化です。
さて、そしてサードウェーブとなるわけです。サードウェーブコーヒーは、豆にこだわり、淹れ方にこだわり、一杯一杯丁寧に淹れたコーヒーを、ゆったり大切に味わうという文化です。日本にもそういったお店が昔からあるわけですが、サードウェーブの波によって純喫茶が改めて注目されていますね。ただ、日本の純喫茶のうち、きちんとしたコーヒーを提供されているのはごく一部だと思います。僕も、高校時代は純喫茶と言われる喫茶店でアルバイトをしていましたが、コーヒーに対するこだわりは其れ程でもなく、大手の業者が卸してくれるコーヒーと、冷凍のケーキで、ご老人の憩いの場を提供しているといった感じでした。

今や、コンビニでもそれなりに美味しいコーヒーが、簡単に、しかも100円で買える時代です。
これは、フォースウェーブコーヒーというのかはわかりませんが、セブンイレブンさんはなかなかのこだわりようだと思います。ブラジルでのコーヒー豆の不作や為替の影響で、いい豆がどんどん手に入りにくくなっているようなので、今のクオリティが維持されるかわかりませんが…。早速豆を変えたようですし…。

さて、セブンイレブンさんの企業努力は継続して頂くとして、我々が普段コーヒー豆と言っているのには大きく分けて2つの種類があります。

それが、アラビカ種とロブスタ種です。

アラビカ種、ロブスタ種

アラビカ種は、主に高地で栽培され、高品質だが高温多湿、霜、乾燥などに弱く、また病虫害にも弱いとされています。ブランドもののコーヒー豆や、家庭用に豆で買えるものはほとんどがアラビカ種です。ロブスタ種に比べれば、比較的高価と言えるでしょう。
ロブスタ種は、主に低地で栽培され、高温多湿にも適応し、病虫害に強い品種です。成長が早く、収穫量が多いです。味は苦味や雑味が強く、酸味がほとんどないのが特徴です。インスタントコーヒーや、缶コーヒーによく使われます。逆に、ロブスタ種を豆の状態で手に入れるのは難しいかもしれません。
昨今少し知名度が上がったベトナムコーヒーはロブスタ種のコーヒーをフランス式の器具で抽出し、苦味や渋みを抑えるため練乳をたっぷり入れて飲むのが特徴です。ロブスタ種については、品種などもあるようですが、僕はほとんどわかりません。それでも、今まで一番多く飲んでいるのはロブスタ種のコーヒーかもしれません。

産地などについて

コーヒーは、赤道直下付近の熱帯地域、特にサバナ気候や熱帯モンスーン気候などで栽培が盛んです。
コロンビアや、ブラジル、インドネシアなど、有名な産地は赤道に近いのですね。

さて、大きく分けると、ブラジル、コロンビア、グアテマラなどの中南米インドネシアなどの東南アジアタンザニア、エチオピア、ドミニカ共和国などのアフリカに分けることができます。
それぞれの国、品種、農園、焙煎方法によっても味は大きく異なります。

以下はあくまで、ざっくりとした僕の主観ですが、中南米系は日本人が好きなごく普通のコーヒーの味が多いです。これぞコーヒーの味、といった印象のコーヒーが多いです。どちらかというと、苦味と酸味のバランスが良い印象ですね。ブラジルの豆だったり、ジャマイカのブルーマウンテンだったり、日本人が好きなコーヒーです。
アフリカ系の豆は、これはもう独特な香味を持っています。香りが、全体的な豆の味を左右している気がします。僕が好きなドミニカ共和国のラミレス農園の豆などは、香りからくる複雑味がなんとも絶妙だと思います。フルーティとか、ベリー系の香りとかを感じられるようなコーヒーが多いです。
東南アジア系は、香りも、味も、豆のキャラクターが非常に強くある印象です。苦味に特徴があるもの、酸味に特徴があるもの、様々ですが、どれもしっかりとしたキャラクターを持っています。そういえば、コピ・ルアクという激高コーヒーも、インドネシア産です。


さて、普段何気なく飲んでいるコーヒーも、豆の品種や産地を少し気にしてみるだけで、とても楽しい要素が詰まっています。
喫茶店に入って、ブラジルとかコロンビアとかの銘柄を目にすることはあると思いますが、値段だけで美味い不味いは語れません。ブルーマウンテンだから高くて美味しいとか、ブレンドは安いからそれなりだというのではなく、これはこういう香り、苦味、酸味がくるだろうと予想して飲むのが楽しいです。
ブレンドについては、奥が深いので、また別の機会にご紹介したいと思います。

上記の説明は、分かりにくいところも多く表現も拙く申し訳ありません。少しでも皆様がコーヒーを楽しめるお手伝いになればと思います。ぜひとも、楽しいコーヒーライフをお過ごしください。